リンパ浮腫に対しリンパドレナージ・圧迫療法などを行いその改善、セルフケアを目指します

リンパ浮腫とは　あまり聞きなれない言葉かもしれません。
まずは浮腫、むくみとはどんな状態かといいますと
細胞や細胞のすきまに水分（体液）がたくさんたまってしまった状態です。つまり毛細血管において、水分が移動するしくみのバランスがくずれ、体液の流れが滞っている状態のことをいいます。

むくみはいろんな原因でおこります。

リンパ浮腫に関わるリンパ系は、免疫をつかさどる「リンパ組織系」とリンパ液の輸送を担う「リンパ管系」から構成されています。
リンパ組織とは、リンパ球などの免疫細胞に富む組織のことをいいます。また免疫機能に重要な役割に関わっています。
リンパ管系は、リンパ液を運ぶさまざまな大きさの輸送管として、脳や眼球以外に全身にくまなく分布しています。リンパ管は血管と同じように皮膚や各組織や細胞のすきまに分布し、過剰な体液を血液にもどすほか、血液の中に含まれるたんぱく質の量を維持したり、血液の中に細菌や異物が入り込まないように防御する役割があります。

リンパ浮腫とはそのリンパ管の障害のためにリンパ液を輸送する能力が低下することによって細胞や組織のすきまにたんぱく質や水分が体液がたくさんたまった状態をいいます。
水分がたまってくるので腫れた手足に重さ、だるさ、疲れやすさなどを感じることがあります。